信州と日本の山と自然が、いつまでも美しいままであるように
やまたみ環境保全行動指針
温暖化や地球規模の自然災害、人間の生活環境の変化は、山の自然環境に多くの影響を与えています。
登山道の荒廃、植生の踏み荒らし、トイレ問題、ライチョウの減少、ニホンジカの高山への進出、など多くの課題があります。
こうしたことからやまたみではエコ登山、エコ活動の一環として、独自に指針を作りました。
山岳ガイド及び自然ガイドとしてできることから始めようと、無理のないエコ登山を実践します。
やまたみ環境保全行動指針
私たちガイドは、 多くの人が山と自然の素晴らしさを体感することによって、自然保護や環境保全への意識高揚を目指します。
私たちガイドは、安全第一を優先すると同時に、 自然環境の保全を目指して行動します。
私たちガイドは、 地球環境が少しでも良くなるように、登山や野外活動を通してできることから無理せずに行動します。
私たちガイドは、 子どもたちが山や自然に親しむことによって、自然や環境を大切にする心が育まれるように行動します。
ガイドに際しての具体的な行動
山や自然への負荷を少なくするために、可能な限り少人数でのガイド活動を行なう。
参加者に山の環境や自然の素晴らしさを積極的に解説し、体感してもらう。
高山植物やライチョウなど希少動植物の保全に努め、外来種を持ち込まない。
植生や登山道を傷めないように、ストックの使用方法に配慮する。
ペットボトルの使用は可能な限り控え、できるだけ水筒を使用する。
トイレはできるだけ登山口などで済ませ、使用の際には積極的にチップに協力する。
必要な場所では携帯トイレを持参するなど、 排泄物の処理方法に細心の注意を払う。
ゴミは必ず持ち帰り、山小屋などでは食べ残しを出さないようにする。
山小屋での節電を図るために早寝早起きを実践する。
移動手段はできるだけ公共交通機関を利用し、化石燃料に頼らないようにする。
信州と日本の山と自然が、いつまでも美しいままであるように・・・。
私たちは無理せず、楽しく、積極的に山の自然環境を守っていきます。
2021年6月