やまたみとは

「認定NPO法人  信州まつもと山岳ガイド協会やまたみ」は、北アルプスふもとのガイド協会として2005年に設立されました。

ここで生まれてずっと住んでいる者、山と自然にあこがれてここに住みついた者、都会に住んでいてもこの地が好きな者。

山と自然が好きで好きで、それを他の人にも知ってほしい!と思って生きている人間の集団です。

仕事はバラバラ。

山小屋経営者、山岳救助隊員、山岳写真家、林業家、猟師、山岳ライター、登山用品店スタッフ、国際山岳医・・・

そう山を渡り歩き、山を糧にしている者の集団、山のボヘミアン・・・山の民です。

そんな人間の集まりだからこそ、山の素晴らしさと眩しさを伝えることができます。

そして山に登れば、誰もがいい顔になる・・・そのことを知っています。

その笑顔を見たくて、今日も山の民でいます。

私たちの活動

私たちは、信州の豊かな自然や歴史といった地域資源を再認識し、自然の保全のことについて考えます。

自然を求めて信州へ訪れる人々との交流を通じて自然の素晴らしさ・美しさ・不思議とともに、自然と人間とのかかわりについても共有します。

私たちは特定非営利活動法人です。特定非営利活動促進法に基づき、特定非営利の活動20項目から以下の4項目を選択しています。


特定非営利活動の種類

(1) 社会教育の促進を図る活動

(2) 環境の保全を図る活動

(3) 経済活動の活性化を図る活動

(4) 子供の健全育成を図る活動 


(1)社会教育の促進を図る活動

登山はスポーツとしての文化、レジャーや観光としての文化など、楽しむこととしての多様な側面を持っています。しかし、長野県は険しい山も数多く有し、毎年多くの遭難者や犠牲者が出ていることも事実です。ひとつは安全面からの教育、啓蒙活動、ひとつは環境の保全の教育、啓蒙活動、また、それを楽しむための方法などを伝える活動を行っています


(2)環境の保全を図る活動

自然から享受する恩恵を知り、また、自然から被る人の社会に対する害なども理解し、人間も自然の一部であることを忘れずに、自然とともにあることを知る。

そんなことを伝える活動を行っています。


(3)経済活動の活性化を図る活動

山の歴史の中で案内人(すなわちガイド)は古くから登場します。長野県の歴史からいえば、猟や山菜取りなど、山のことをよく知る山麓に住む人たちがそれを担ってました。最近では山の日の制定もあり、山岳ガイド・自然ガイドの仕組みも整理されつつあります。山岳ガイドや自然ガイドの資格をとりたいという人たちも増えてきています。公益社団法人日本山岳ガイド協会では国家資格化を目指すべく国に対して働きかけを行っています。しかしながら、社会的には職業として、まだまだ認知されていないところもあります。山岳県の魅力を発信する存在として、安全面、環境面、経済面、社会面からも自立したガイド事業者が多く輩出されることを促進する活動を行っています。


(4)子どもの健全育成

安全面の配慮などから、子どもが外で遊ぶことが少なくなったといわれています。小さなころから動植物など自然に親しみ、自然の仕組みを肌で感じる機会を作ることが必要であると思います。自然の中にある新しい発見など、驚きと楽しみ、そして自然の中に潜むリスクも知ることで、心身ともに健全な心を育みます。また、自然に親しむことにお金がかからないというイメージがありますが、保全するためにはそれなりの費用が必要です。例えば山でのトイレ問題など、処理するだけでも莫大な費用が必要です。そのような知識も小さなころから知ることは重要です。次世代のリーダーを育てるためにも、子どもが野外で自然と接する機会を作る活動を行っています。

上記の活動に係る事業として以下の6項目の事業を行います。

特定非営利活動に係る事業

① 地域・行政・施設・管理団体・環境保全団体等との交流・連携

② インタープリター・指導員・ガイドの人材育成・研修

③ 自然観察会・トレッキングツアー・シンポジウム等のイベンント事業

④ ガイドの派遣事業

⑤ 山岳環境の整備・保全活動・環境学習・啓発・野生生物の調査研究

⑥ トレッキング及び自然観察会等の際に必要な自主事業